【復活節】

つい先日、聖なる過越の三日間を記念し、祝った私たちは今、復活節の最中にあります。「復活の主日から聖霊降臨の主日に至るまでの50日間は、一つの祝日として、また、より適切には『大いなる主日』として、歓喜に満ちて祝われる」(「典礼暦年に関する一般原則」)、と記されているように、キリストの過越の神秘を喜び、祝いながら、イエスの死と復活の実りである聖霊降臨を待ち望む季節の中にいるのです。

最後の晩さんの席でイエスは、「わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。・・・わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る」(ヨハネ16:7~8参照)、と十字架の死によって、つねに私たちとともにいる聖霊を送る約束をされました。聖霊による豊かな賜物が私たち一人ひとりに、そして磯子教会共同体のすべての人に注がれるように祈りましょう。

 

この季節はあまり意識されていませんが、「入信の秘跡直後の導き」という大切な期間でもあります。復活徹夜祭に入信の秘跡を受けた新しいキリスト信者の最初の信仰養成の期間となっています。復活節の各主日の聖書朗読もその観点から選ばれています。教会共同体全員が、新しい信者とともに秘跡を味わい、彼らを温かく、親切に迎え、グループや活動に招き、共同体に根づくように努めることが求められています。

【聖霊降臨】:復活節40日目に「主の昇天」を祝います。この日は木曜日に当たりますが、日本では次の主日に祝われます。伝統的に、主の昇天から聖霊降臨の前日までの9日間、聖霊を待ち望む祈りを唱えることが勧められていました(典礼聖歌集の「聖霊の続唱」参照)。ここに、もう少し短い祈りを、堅信式のミサの集会祈願から参考までに紹介しましょう。

 

               いつくしみ深い父よ

         約束された聖霊をわたしに遣わしてください

          わたしが、主イエス・キリストの福音を

         すべての人にあかしする者となれますように

         わたしたちの主、イエス・キリストによって  アーメン

 

 

聖霊を受けた使徒たちは大きく変わりました。イエスを裏切り、イエスを捨てて逃げ去った弱い使徒たちは今、聖霊の息吹を受けて、ともに立ちあがり、いのちをかけ、心を一つにしてイエスがキリストであることを声を張り上げて人々に伝える証人、宣教者となりました。

私たちも、使徒たちが受けた同じ聖霊を受けます。聖霊の息吹を受けて、キリストの愛の福音を宣べ伝えることができるように祈りましょう。今年はとくに、聖霊降臨祭の日に9人の若者が堅信の秘跡を受けます。堅信は聖霊降臨です。彼らがキリストの弟子として、友としての使命を生きるように祈るとともに、私たち自身の上にも豊かに聖霊が降り、若いキリスト者の模範となれるように努めたいと思います。

 

「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です」(ガラテア5:22~23)。

 

【聖母月】

主の復活を喜び祝う5月は、聖母月でもあります。聖霊におおわれ、神のみことばに素直に、謙虚に「はい」と応えたマリアは、神の救いのみわざの協力者となりました。聖霊降臨のとき、つまり教会誕生のときも、マリアは使徒たちとともにいました。聖母マリアは、神の子イエス・キリストの母であるばかりでなく、教会の母として、つねに私たちに寄り添ってくださいます。聖霊降臨祭を迎えるこの5月、聖母の取り次ぎを祈りながら、豊かな聖霊の賜物を待ち望みましょう。